バミューダ Bermuda
バミューダ諸島はイギリスの海外領地で、アメリカのサウスキャロライナ州 South Carolina とほぼ同じ緯度の北カリブ海に位置しています。ニューヨークの南東1,000キロ強で飛行機で約2時間の距離です。私の年代はバミューダというと、バミューダパンツ、そして古くから飛行機や船が行方不明になることで有名なバミューダトライアングルがすぐに思い浮かびます。最近でもたまにUFOや怪奇現象を特集するテレビ番組に出てくることがあるようです。
初めて行ったときはトロントからの直行便でしたが、3時間弱の飛行時間でした。このときは新しくチェーンに入ったプリンセスホテルがバミューダに2軒あり、その視察とナショナルセールスオフィスの会議でした。空港からその内の１軒、サウサンプトンプリンセス Southampton Princessへは両側を白い塀に囲まれた瀟洒な家が並ぶ片側１車線の道を通って行きます。道幅は狭くイギリスと同じ左側通行です。そのうちに道がひらけ左側にはカリビアンブルーの海、両側にパステルカラーの家々が見えてきます。
バミューダは日本人にはあまり馴染みのない場所だと思っていましたが、歌手の高橋真梨子さんが結婚式を挙げていたんですね。実際に来てみると、とてもきれいな島で質の良いリゾート地です。ここはまたタックスヘイブンとしても知られていて、首都ハミルトン Hamiltonには世界の企業が実際に活動しているかどうかは別として、支社や事務所をおいています。
2回目に訪れた際にはゴルフをする機会があり、有名なバミューダ芝の洗礼を受けました。バミューダ芝は粘っこく、ラフに入るとプロでも脱出に手こずることで知られています。スコアは別として、カリビアンカラーの海の眺めを楽しみながらのプレイは格別でした。
もう１軒のホテルは首都ハミルトンにあり、サウサンプトンからは船で移動しました。このホテルの支配人General Managerは以前カナディアン・ロッキーのジャスパーJasperにあるリゾートホテルの支配人をしており、一緒に日本へ出張したこともある旧知の中です。この島の伝統であるバミューダパンツとブレザーを身に着け出迎えてくれました。ハグを交わした後、バミューダパンツ良く似合ってるよと冷やかしましたが、本人は気に入っているらしく太めのからだをゆすってよろこんでいました。
ミーティングなどは順調に進んでいったのですが、どうやらハリケーンの進路に当たる確率が高まってきたので、日程を一日早く切り上げる事になりました。無事に席も確保でき、私はニューヨークへと向かいました。