TEL:0438-38-6661

小学生の算数、国語はこちら
小学生の算数、国語はこちら

卒業式(2)

<卒業式本番>

ゲストが着席し終わるといよいよ卒業生が客席後方から入場してステージ前の席に座ります。

卒業生入場

その後それぞれの専門を表す色でデザインされたガウンを着た先生たちと成績優秀者が入場しステージに上がります。

校歌のあと、学長やゲストのスピーチや優秀生徒の表彰です。学長はこれを1日4回計28回するのですから大変です。娘は2日目の午後の1回目、つまり通算すると7回目。このときすでに少し声が枯れているように感じましたが、翌週は風邪をひいて大変だったようです。表彰が終わると、卒業生は一人ずつ名前を呼ばれステージに上がり、学長と記念写真を撮ります。

名前が呼ばれると家族、友人たちから歓声が上がります。なにしろ世界中から来ているので名前を読み上げる人も大変です。事前に読み方を練習しているのでしょうが、英語圏ではない名前を言い直す場面が多々あり娘もその一人でした。

卒業式が終わるとチャンセンターから階段を登ったところの広場や隣接したローズガーデンでそれぞれ集って写真やビデオを撮っています。まだバラには季節が早いのですがきれいに手入れされています。生憎曇り空でしたが、庭園越しにウエストバンクーバーが見えました。

周囲からは様々な言語が聞こえて来る中で我々もしばし撮影会です。娘と一軒家をシェアしていて、今朝卒業式用の化粧をしてくれた友人二人もお祝いに来てくれたので一緒に写真を撮りました。

<同窓会> 

家族や友人とのひと時を過ごしたあと、卒業生たちは同窓会の建物で催されているレセプションに向かいます。建物にはミーティングや結婚式などに使える色々な部屋があり、卒業生は割引料金で利用できます。UBCは世界中から学生や講師陣が来ているので同窓会も30カ国、37都市に支部を持ち国を超えて活発に行われているようです。英語では同窓会または同窓生のことをアラマナイalumniと言います。

私の出身大学でも世界各地に同窓会の支部がありますが、ほとんどがその場所に日本から移住したり赴任した人間で占められていて、もともとその国や都市出身者が中心のUBCのそれとは様子が異なります。私が住んでいたときはバンクーバーではお一人だけ地元出身の方がいらっしゃいました。

またUBCではスケジュールの決まった同窓会というのはありませんが、私の出身大学では毎年卒業生全員を対象にした集まりがあり、卒業25年目には卒業式に招待されます。私も25年目のときには日本出張のスケジュールを調整し、久しぶりにキャンパスを訪れ旧友とのひと時を楽しみました。私が大学に入った年は学生運動の影響で入学式をすることが出来ませんでしたが、この日我々のために簡単ですが入学式をしてくれるという粋な計らいがありました。50年目には入学式に招待されます。それまで元気でいて、またみんなに会いたいものです。