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ペットロス

昨年11月と今年3月に相次いで愛犬が旅立ちました。

先に逝ったのは盲導犬協会から1歳になるまでパピーウオーカーとして預かり、盲導犬協会での役目を終えてから帰ってきたゴールデンリトリーバーとラブラドールリトリーバーのミックスの女の子で15歳になる直前でした。1昨年末に手術をしたあとは調子が良かったのですが、その後ガンが肺全体に広がって、昨年9月に獣医さんに見てもらったときには早ければ10月末まで持たないかもと言われていました。しばらくは普通にしていましたが、だんだん足が弱って歩くのが不自由になり、肺に十分な空気を入れることが徐々に出来なくなり、食欲が無くなりました。酸素吸入器を使ったり、針の無い注射器で流動食を口に入れたりして延命を図りましたが、最後は息をする感覚が長くなりそのまま息絶えました。

先日亡くなったのはカナダからこちらに引っ越した年に家族の仲間入りをして昨年7月に16歳を迎えたラブラドールリトリーバーの女の子。車に乗るのが大好きで、出かけるのを察すると自分も行くものと思って玄関まで来てイソイソと車に飛び乗り、連れて行って貰えないとわかると恨めしそうな顔でこちらを見ていました。まだ小学生だった娘を車で迎えに行くときには必ず一緒で、学校の近くの公園でボール投げやフリスビーを楽しみました。匂いをかぐのに夢中になっているときに隠れると、必死になって探して私を見つけたときにはなんともうれしそうな表情をしていました。約2年ほど前から後ろ足が弱り、よちよち歩きになりましたが、2年前の夏からは全く歩けなくなりました。その後口の中にがんが出来、頑張っていたのですが、もう自分で体を支えることが出来なくなり、強い痛み止めを与えても痛みを訴えて鳴く様子が可哀想で安楽死をさせることにしました。

犬関連のものが少しずつ家から消えていきもう殆ど残っていませんが、まだ犬のいない生活に慣れずにいます。もう夜中に起こされてそばに付いていることもなく、体を支えながら食事をさせたり、排尿や排便の始末も必要なくなり、身体的にはだいぶ楽になったのですが、心にポッカリと穴が空いたような感じです。妻が何かの拍子に思い出して涙を流しているのを見ると、いかに彼女たちが生活に癒やしを与えてくれていたかを再認識します。ペットロスから完全に抜け出せるまでにはもう少し時間が必要ですね。