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時差

カナダは広い国なので国内で6つの時間帯(time zone)に分かれています。東に向かって時間が進んでいくので、日本に一番近いバンクーバーを基点とするとナイアガラの滝(Niagara Falls)への玄関口、トロント(Toronto)は3時間進んでいて、バンクーバーが朝9時のときトロントではランチタイムになります。赤毛のアン(Anne of Green Gables)で有名なプリンスエドワード島(Prince Edward Island)は更に1時間進み午後1時。ユニークなのが一番東にあるニューファウンドランド(New Foundland)で、ここはプリンスエドワード島より30分進み午後1時30分になります。

バンクーバーからトロントへはよく出張しました。3時間の時差ですからあまり大したことが無いように思えますが、これが結構大変でした。トロントまでの飛行時間はだいたい4時間半ですから朝9時にバンクーバー発の便に乗るとトロントには4時間半+3時間で夕方4時半頃に到着します。ホテルには6時前にチェックイン。7時ごろに夕食といっても胃袋はバンクーバータイムの午後4時なのであまり食欲がありません。翌日に備えて早く寝ようとしても11時はまだバンクーバーの8時。なかなか寝付けぬうちに7時起床。バンクーバーでは4時、普段はまだ夢の中。なんとか仕事をこなし、3日後くらいに身体が慣れてきた頃に帰宅。帰りは偏西風の影響で飛行時間は30分ほど長くなります。ランチミーティングを済ませ、午後3時頃の便に乗るとバンクーバーには5時間マイナス3時間で午後5時ごろに到着。トロントでは8時なので、夕食を済ませ早めに就寝すると翌日からは普通に仕事が出来ます。私の経験からすると、東行き(east bound)よりも西行き(west bound)のほうが楽に思います。日本出張の場合も日本に着いたときのほうがカナダに来るときよりも時差に慣れるのが楽でした。

日本とバンクーバーの時差はマイナス17時間、夏時間のときは1時間進むので時差はマイナス16時間になります。バンクーバーの時刻を知りたいときは、夏時間のときは4時間、標準時間のときは5時間引いて朝と夜を逆にします。日本が8月2日午前9時のときは4時間引いて午前5時。午前と午後をひっくり返して、バンクーバーは8月1日午後5時になります。

ちなみに夏時間はサマータイムではなくdaylight saving timeと言います。昔は4月から10月下旬でした。9月から秋に向かって気温が下がっていきますが、10月にインディアンサマーと呼ばれる一週間ほど気温が上昇し夏のような好天気が続く時があります。それが終わった頃に夏時間も終わり、いよいよ冬に突入していくという実感がありました。現在は3月下旬から11月上旬に期間が延びています。

アメリカも6つのタイムゾーンがあります。一番東のニューヨーク(New York)はナイアガラと同じで、ロスアンジェルス(Los Angeles)はバンクーバーと同じです。ここから更に西に向かってアラスカとハワイのタイムゾーンがあります。こちらはそれぞれ1時間です。